今ここに気づけば、世界が変わる◎

世界をどう見、世界にどう関わるかで、今見えている景色が全く違ってきます。もちろん起こってくることも。現役カウンセラーkizukudakeが、日々思うことを徒然と書いてくページです。

わたしはわたし。あなたはあなた。

タイトルを読んで、どんな感じがしただろうか。

 

私は、初めて聞いた時、わりと冷静で、むしろ、感動すらしていた。

あぁ。そうなのよね。そうそう。

こころの中で呟いた。

 

ただ、これと同じ趣旨の言葉を、若い時に聞かされて、衝撃を受けた記憶ももれなく甦った。

 

特に日本人は、「和」を大切にと刷り込まれて成長してるから、キツく感じる人も多いと思う。

 

これは、私の大切にしている「ゲシュタルトの祈り」の一節だ。

 

ここで、全文を紹介したい。


わたしはわたしのことをする。

あなたはあなたのことをする。

わたしはあなたの期待にこたえるために生きているわけではない。

あなたもわたしの期待にこたえるために生きているわけではない。

わたしはわたし。あなたはあなた。

もし、縁があって私たちが互いに出会えるならそれは素晴らしいことだ。

もし出会えないのであれば、それも仕方がない。

(原文)
I do my thing, and you do your thing. I am not in this world to live up to your expectations, And you are not in this world to live up to mine. You are you, and I am I, and if by the chance we find each other, it’s beautiful. If not, it can’t be helped.

                                       by.フリッツ・パールズ

 

 

この言葉をキツく感じるのは、まだ甘えたい人。

この言葉に救われるのは、かんじがらめの関係に苦しんでいる人。

 

私は、そんなふうに思う。

 

たぶん、どちらでもない人には、へ~というくらいで、そう響かない言葉ではないだろうか。

 

私は、おおいに揺れた。

揺れに揺れた。

そして、今は支えられている。

 

この言葉は、人との距離をとり、境界を引くことを可能にする。

 

人との距離を計りかねている人

人間関係に巻き込まれやすい人

人の顔色をつい伺ってしまう人

人にどう思われるか気になる人

 

この言葉を呟いて欲しい。

最初はしっくりこなくてもいい。

いつか自分の言葉になるまで。

何度でも呟いて欲しい。