今ここに気づけば、世界が変わる◎

世界をどう見、世界にどう関わるかで、今見えている景色が全く違ってきます。もちろん起こってくることも。現役カウンセラーkizukudakeが、日々思うことを徒然と書いてくページです。

生き方を変える

みなさん、こんにちわ。

お元気にされていますか?

 

最近はテレビをつけると、報道番組ではいつもコロナのニュースをしてますね。

 

いい加減飽きてきたという反面、刻々と状況が変わり、最新の情報を知っておくことは必要で、まだ目が離せないですね。

 

コロナの件が起きて、ニュースでいよいよ彼岸の火事ではなくなってきた頃から、ずっと思っていることがあり、今日はそれを言葉にしてみたい。

 

それは、「生き方を変える」ということ。

たぶん、震災などでは、多くの人達が考え方や生き方が変わってしまったと思う。

それに近い。

不便な生活の中で、必要なものとそうでないものが精査されたように。

必要に迫られて本当に必要なものが生み出されたように。

今一度、本当に必要なものをとらえ直す時期にきているのではないかと思う。

 

それは、同時に「自分-自分」「自分-他者」「自分-世界」との関わり方を見つめ直すことに他ならない。

 

多くの先進国の経済が成熟しきって、もう資本主義の神話は成り立たず、後進国が先進国と同じ道を辿ろうとすれば、地球がもたないという事実から人は目を反らしたがる。

 

そして、批判的なことを言うこの私も、恩恵を享受して生きている一人に過ぎない。

今の生活を捨て、江戸時代や縄文時代のような生活ができるかと問われれば、答えは火を見るよりも明らかだ。

 

これは、大量消費や快適さという悪者を作って排除するといったシンプルな話ではない。

 

自分にとって本当に必要なら、贅沢は必要なのかもしれない。

ただ、自分に向き合って本当に必要なものを感じていくと、大量消費社会の罠にかきたてられ追っていた欲望は、ほとんどが幻だと気づく。

 

繰り返して言うが、消費も時折の贅沢も悪いことではない。

大切なのはその内容だ。

何をどう消費するか、何を贅沢に感じるか。

良い、悪いはなく、ましてや正解なんてない。

だから、ここではこんな風にしましょう的な押しつけがましいことは言わない。

 

ただ、真実を棚にあげ、「元の生活に戻れるように我慢しましょう」そんなメッセージには、いい加減辟易している。

 

元の生活になんて戻るはずがない。

だって、コロナを知る前と知った後の私たちは違うから。いろいろな面でアップデートされてる。

 

ただ、収束後に、今までやってきたやり方を敢えて選ぶことはできる。

生活面のアップデートはしないということだ。認知や体験はレベルアップしても、生活力はレベルキープはあり得る。

 

元の生活に戻る必要はあるのかな?

そんな風に問いたい。

 

今回、たくさんの人が困ってる。

たくさんの損失が出てる。

それを無視はできない。

 

でも、また同じ世界に戻ることを目指すのではなく、今回得た教訓を活かす世界にしていくのがいいんじゃないのかと思う。

 

たぶん、またこういうことは起こる。

その時が来るのを怯えるのではなく、目の前の現実から学び、自分にとっての必要を考えて生きていくことが力になると思う。

 

面接で、テレビで、いろいろなところで尽力されている方の話を聞く度に頭が下がる。

きっと、直接でなくても、いろいろなつながりのなかで間接的にお世話になっていたりする。

今ここにあることがありがたい。

こんな時だからこそ、余計に身にしみる。

 

今できること。

自分にとっての本当に必要なこと。

いろいろなことが見えてくる。

 

きっと、内からの声に耳をすまし、その声に従っていけば、ひとりひとりの生活は変わっていきそうな気がする。